2019/03/07
世界最高を記録した時計スーパーコピー(1/2)
極薄の自動巻き腕時計
ピアジェの「『アルティプラノ』アルティメート・オートマティック」は、2018年の発表当時、それまでにないような圧倒的な極薄時計として認められた。その厚さわずか4.3mmのケースに、200を超えるパーツを組み込んだ自動巻きキャリバー910Pは技術面でも注目を集めた。これは名機900Pの文字盤側外周に自動巻きのペリフェラルローターを載せることにより、自動巻き化しても薄型化を実現させたものだ。ローターの素材は22KゴールドをPVD加工したもので、時計を巻き上げるのに十分な慣性を確保している。ケースの直径は41mm、18Kホワイトゴールドと18Kピンクゴールドの2モデル展開がある。
ピアジェ
「『アルティプラノ』アルティメート・オートマティック」
ピアジェ「『アルティプラノ』アルティメート・オートマティック」。自動巻き(Cal.910P)。30石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。18KWG(直径41mm、厚さ4.3mm)。日常生活防水。325万円(税別)。㉄ピアジェ コンタクトセンター ℡0120-73-1874
世界最薄のミニッツリピーター
厚さわずか3.12mmの手巻きキャリバーBVL362を搭載し、ケース厚6.85mmの薄さを誇るブルガリ「オクト フィニッシモ ミニッツリピーター」。ミニッツリピーターとしてムーブメントとケースの両方が世界で最も薄いと認められているモデルである。ケース素材には密度が低く軽量なチタンを採用。チタンはケース素材だけでなく、文字盤にも用いられた。この文字盤はインデックスとスモールセコンド外周部分がくり抜かれており、これにより音響効果が高められている。ケースサイドにあるリピーター作動用のプッシュボタンを押すことで、遠心力を利用したガバナー(リピーターの調速装置)がハンマーを一定の間隔で駆動させ、ゴングが規則正しく鳴らす音を聞くことができる。
ブルガリ
「オクト フィニッシモ ミニッツリピーター」
ブルガリ「オクト フィニッシモ ミニッツリピーター」。手巻き(Cal.BVL362、フィニッシモ ミニッツリピーター)。36石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約42時間。Ti(直径40mm、厚さ6.85mm)。50m防水。1778万円(税別)。㉄ブルガリ ジャパン ℡03-6362-0100
世界最小機械式ムーブメント
ジャガー・ルクルトの手巻きキャリバー101は世界最小の機械式ムーブメントであるというだけでなく、その記録を他のどのブランドよりも長く保持しているという点でも世界記録を更新している。キャリバー101が誕生したのは1929年のこと。それ以降現在まで、ジャガー・ルクルトはこれを作り続けているのだ。14×4.8mm、厚さ3.4mmのムーブメントは98点のパーツで構成されており、重量はわずか1gのみ。これほどまでに小型の機械を組み立てることができる職人は少数に限られ、年産は数十点程度だ。ジャガー・ルクルトはこのキャリバーをレディースのジュエリーウォッチに搭載している。
ジャガー・ルクルト
「キャリバー101」
「キャリバー101」。19石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約33時間。㉄ジャガー・ルクルト ℡0120-79-1833
世界最薄トゥールビヨン
5スイスフラン硬貨よりも薄い、わずか1.95mmというブルガリ「オクト フィニッシモ トゥールビヨン オートマティック」のムーブメントは、トゥールビヨン搭載腕時計として世界最薄の記録を誇っている。極薄ケースに内蔵されるのは手巻きのオクト フィニッシモ トゥールビヨンをベースに自動巻きの両方向巻き上げ式ペリフェラルローターを加えたキャリバーBVL288である。この設計にさまざまな工夫をちりばめることで、ブルガリはムーブメントを可能な限り薄く仕上げることに成功した。例えば地板の外周にペリフェラルローターを採用し、加えてリュウズの巻き真を廃すなどである。ケースはチタン製で、サイズは直径42mm、厚さ3.95mmである。
ブルガリ
「オクト フィニッシモ トゥールビヨン オートマティック」
ブルガリ「オクト フィニッシモ トゥールビヨン オートマティック」。
自動巻き(Cal.BVL288)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約52時間。Ti(直径42mm、厚さ3.95mm)。30m防水。世界限定50本。1347万円(税別)。㉄ブルガリ ジャパン ℡03-6362-0100