2019/02/27
クレヨンスーパーコピー 最新ニュースとSIHH Week Barton 7
去年、個人的興味から集中的に取り上げ、GPHG2018では見事イノベーションプライズを獲得したクレヨン(Krayon)、初作から"機械式計算機(Mechanical Calculator)"で日の出と日の入りの時間を計算するという恐るべき複雑性を持ったユニバーサル・サンライズ・サンセット(Universal Surise Sunset)ムーブメントを備えたエブリウェア(Everywhere)という作品を発表しました。
創業者のレミ・マイヤ(Rémi Maillat)氏とはいろいろあって、自宅兼オフィスまで訪問させていただく幸運に恵まれ、ぜひ知ってほしいと複雑性を理解するための記事をいくつか掲載させていただきました。
SIHH WeekではRue Barton7 (バートン通り7)にあるギャラリー、Barton 7にていくつかの独立ブランドと共同で展示を行いました。
この様なブランドが出展、幾つかは紹介しようと思いますが、物議を醸しそうな一番下については考え中…
いきなり残念なお知らせが、今回の出展されていたエブリウェアについてはオーナーピースであり、オーナーの好意によって今回出展されたもののため、Webへの掲載は差し控えたいと思います。
なので、時計本体の情報や写真については過去の記事をご参照ください…
今回は創業者のレミ本人から伺った"最新情報"と都合3回ほどお会いした各種パーティーの雰囲気をお伝えしたいと思います。
先ずは最新情報から、エブリウェアはそれぞれのオーナーごとに話し合いで仕様を決め、ユニークピースとして作られる作り方のみで、価格は60万ドル"から"という非常に高価なピースでした。
今回GPHG受賞記念という形で、初のレギュラーピースとして8本限定で"およそ半額"を実現したピースが作られるそうです。
まあ、半額でも途方もないですが…
このピースはエブリウェアホライゾンのブラック文字盤に、貴金属ではないものの"特別な金属"のケースを備えたピースで、硬度の高い金属で"日常使いにも向いている"とのこと。
ケースの特性を考えると、一番使いやすいと言えるかもしれません。
エブリウェア・ホライゾンとGPHGトロフィー。
残念ながら、実機は商談中…
そして、初めてお会いした時からその片鱗を伺っていた、"約1500部品"というさらに複雑なスーパーコンプリケーションの開発プロジェクトが検討を経て、正式にスタートしたそうです。
酔った勢いの話で公開はNGですが、期待を裏切らない先進性を持ったピースとだけは言えます。
こちらが形になるのはもう少し先でしょうが、注目していきたいと思います。
さて、ここから先は完全に余談というか、雰囲気が伝わればというレポートです。
到着したのは日曜日、カメラを紛失して狼狽しながらも、気分を切り替えてBarton7へ向かいます。
iPhoneで撮影…
手前のボックス状のブースがクレヨンブースです。
GPHGを受賞してから、問い合わせが増えたと嬉しそうなレミ。
この日は前述の"レギュラーピース"の話を伺ってチャペック(Czapek)へ移動…
次の遭遇は火曜日にケンピンスキーホテルで行われたシュワルツ・エチエンヌ(Schwarz Etienne)のカクテルパーティー。
ノーブルスタイリング葛西氏がこの日にジュネーブ入りするとのことで、合流したらレミも参加していました。
左からノーブルスタイリング山口氏、レミ、通称"千昌夫"(詳細不明)と伺った葛西氏の古い知り合い、葛西氏。
なぜレミが居るのか?という質問に対しては山口氏曰く、"独立系はみんな友達のようなものだから"とのこと。
この日はレミは"ずっと説明をしていて声が枯れた"という事で大事を取って早めにお暇していました。
シュワルツ・エチエンヌのCEO、マウロ氏はイタリア系で"食べ物にはうるさい"とのことで非常においしいキノコのリゾットとサラダが振る舞われました。
シュワルツ・エチエンヌについても別途レポートします。
SIHHの会場ではクレヨンの組み立てを行っている"神の手"ダミアン・スーリス(Damien Sourice)氏とも再開。
クレヨンの仕事のほか、複雑時計の組み立て請負など、言わば"必殺仕事人"のような仕事を行っているとのこと。
最後は木曜日に行われたBarton7自体のカクテルパーティー。
日曜日とは逆に、チャペックのパーティーからハシゴしました。
出展ブランドのピースをチョコレートで象ったモニュメントが飾られていました。
葛西氏の古い知り合いで、クレヨンを紹介したジャンカルロ・ガリ(Giancarlo Galli)氏と。